五木ひろし全曲集2013 夜明けのブルース

五木ひろし 五木ひろし全曲集2013 夜明けのブルース歌詞
1.夜明けのブルース

作詞:レーモンド松屋
作曲:レーモンド松屋

このグラス飲みほせば帰ると 言えばお前がからみつくから
すねてる肩をそっと引き寄せれば 膝にもたれて耳元ささやく

秘密に出来るの 誰にも言わずに
トキメキこころは 運命(さだめ)と信じて
ここは松山 二番町の店 渋い男の夜明けのブルース

かっこつけて一人タクシー乗っても 後ろ髪引く別れ口づけ
ひきかえしたら思いっきり抱きしめ 夜のしじまにとけてみようか

秘密に出来るの きっと最後の恋だと
トキメキこころは 見つめ合う目と目
ここは松山 二番町の店 シャレた女の夜明けのブルース

秘密に出来るの 誰にも言わずに
トキメキこころは 運命(さだめ)と信じて
ここは松山 二番町の店 渋い男の夜明けのブルース


2.罪と罰

作詞:岡田冨美子
作曲:浜圭介

愛することが罪ならば
罰をください
抱きあう二人に
いばらをください
うれしいことが何もない
砂漠みたいな暮らしの中で…

※あなたに逢えた
あなたを知った
このしあわせと引き換えに
熱い十字架背負います※

失う物があればこそ
純になります
たたずむ二人に
勇気をください
夜明けを過ごす部屋がない
いっそ終着駅まで逃げて…

名前を変えて
生きられるなら
この街角で泣いたこと
お伽話しになるでしょう

(※くり返し)


3.芙美子

作詞:レーモンド松屋
作曲:レーモンド松屋

港の明かりがゆらゆら 夜霧にゆれてる
桟橋ゆらゆらゆらす やさしい波の音
連絡船もゆらゆら かもめとゆれてる
向こうの工場(こうば)もゆらゆら クレーンのシルエット

あの頃 俺達若さにまかせて
がむしゃら 愛して夢見て生きてた
そんな時代が 今はなつかしい 心の故郷
長い坂道ゆらゆら 登って行けば 今でも俺達待ってる店がある

時代の移り香ゆらゆら たそがれアーケード
昔のままの店並みが ゆらゆらネオン
車の明かりにゆらゆら 芙美子が笑った
夢を夢見し恋をした 青き春の歌

あの頃 俺達貧しさの中で
がむしゃら 働き夢見て生きてた
そんな時代が 今はなつかしい 心の故郷
長い坂道ゆらゆら登って行けば 今でも俺達待ってる店がある

そんな時代が 今はなつかしい 心の故郷
長い坂道ゆらゆら登って行けば 今でも俺達待ってる店がある


4.よこはま・たそがれ~ニューバージョン~

作詞:山口洋子
作曲:平尾昌晃

よこはま たそがれ ホテルの小部屋
くちづけ 残り香 煙草のけむり
ブルース 口笛 女の涙
あの人は 行って行ってしまった
あの人は 行って行ってしまった
もう帰らない

裏町 スナック 酔えないお酒
ゆきずり 嘘つき 気まぐれ男
あてない 恋唄 流しのギター
あの人は 行って行ってしまった
あの人は 行って行ってしまった
もうよその人

木枯らし 想い出 グレーのコート
あきらめ 水色 つめたい夜明け
海鳴り 燈台 1羽のかもめ
あの人は 行って行ってしまった
あの人は 行って行ってしまった
もうおしまいね


5.アカシア挽歌

作詞:荒木とよひさ
作曲:弦哲也

霧の…降る夕暮(よる)も
雨の…降る夜明(あさ)も
心の振り子を ゆらしてるお前

アカシアの花が咲く 北のこの町で
面影いまでも 抱きしめるけど
出来るならあの日まで 時間をもどして

ひとり…着く終着駅(えき)も
ひとり…去る始発駅(えき)も
心の隣りに いつまでもお前

アカシアの花が咲く 北のこの町で
過去(むかし)を探して ふりかえるけど
出来るなら過ぎし日の 季節を返して

いつか…この旅路(たび)も
そして…この茜空(そら)も
心の汽笛に ちぎれゆくお前

アカシアの花が咲く 北のこの町で
思い出遥かに 呼んでみるけど
出来るならこの胸に 灯りをともして


6.山河~2012バージョン~

作詞:小椋佳
作曲:堀内孝雄

人は皆 山河に生まれ、抱かれ、挑み、
人は皆 山河を信じ、和み、愛す、
そこに 生命(いのち)をつなぎ 生命を刻む
そして 終(つ)いには 山河に還る

顧みて、恥じることない
足跡を山に 残したろうか
永遠の 水面の光 増す夢を
河に浮かべたろうか
愛する人の瞳(め)に 愛する人の瞳に
俺の山河は美しいかと。美しいかと。

歳月は 心に積まれ 山と映り
歳月は 心に流れ 河を描く
そこに 積まれる時と、流れる時と、
人は誰もが 山河を宿す。

ふと想う、悔いひとつなく
悦びの山を 築けたろうか
くしゃくしゃに嬉し泣きする かげりない
河を抱けたろうか
愛する人の瞳に 愛する人の瞳に
俺の山河は美しいかと。

顧みて、恥じることない
足跡を山に 残したろうか
永遠の 水面の光 増す夢を
河に浮かべたろうか
愛する人の瞳(め)に 愛する人の瞳に
俺の山河は美しいかと。美しいかと。


7.おしどり

作詞:石坂まさを
作曲:弦哲也

夢でかくした 心の寒さ
春の陽ざしを 待ってるお前
右手の細さは 苦労ぐせ
やつれた横顔 涙ぐせ
これからは これからは
おしどりのように
お前一人の幸せに 生きてゆく

酒に酔っては 悪たれついて
何度お前を 傷つけたやら
悲しい時でも 微笑みで
許してくれたね この俺を
これからは これからは
おしどりのように
そっと気持ちを重ね合い 生きてゆく

人は生まれて 誰かに出逢い
愛を分けあう この人生
二人で一つの 命なら
小さなくらしに 花咲かそ
これからは これからは
おしどりのように
お前一人を 抱きしめて 生きてゆく


8.長良川艶歌~ニューバージョン~

作詞:石本美由起
作曲:岡千秋

水にきらめく かがり火は
誰に想いを 燃やすやら
あなた あなたやさしい 旅の人
逢うたひと夜の 情けを乗せて
こころまかせの 鵜飼い舟

好きと言われた 嬉しさに
酔うて私は 燃えたのよ
あなた あなたすがって みたい人
肌を寄せても 明日は別れ
窓に夜明けの 風が泣く

添えぬさだめと 知りながら
いまは他人じゃ ない二人
あなた あなた私を 泣かす人
枕淋しや 鵜飼いの宿は
朝が白々 長良川


9.汽笛

作詞:木下龍太郎
作曲:伊藤雪彦

粉雪舞い込む 北国の駅
襟を立てても こころに積もる
貴方は夢を 明日に賭ける 行かせたくない
なみだ隠して 見送る胸を
汽笛が揺する…
ちょっと待って! 振り向かないで

二人で暮らした さいはての町
辛くなかった 貴方と居れば
温もり分けて 灯りを点す 女・やすらぎ
寒いこころに 想い出 抱いて
これからひとり…
ちょっと待って! 振り向かないで

女にいつ来る 雪国の春
遅れようとも 根雪も解ける
離れて居ても 貴方の夢が せめて生きがい
愛を信じて 別れる駅に
汽笛がひびく…
ちょっと待って! 振り向かないで


10.逢いたかったぜ

作詞:石本美由紀
作曲:上原げんと

逢いたかったぜ 三年ぶりに
逢えて嬉しや 呑もうじゃないか
昔なじみの 昔なじみの お前と俺さ
男同志で 酒くみ交す
街の場末の おぉ縄のれん

生まれ故郷の 想い出ばなし
今宵しみじみ 語ろじゃないか
昔なじみの 昔なじみの お前と俺さ
こんどあの娘に 出逢ったならば
無事(まめ)で居るよと おぉ言ってくれ

誰が流すか ギターの唄に
遠い思い出 偲ぼじゃないか
昔なじみの 昔なじみの お前と俺さ
夢が欲しさに 小雨の路地で
泣いたあの日が あぁ懐かしい


11.暖簾

作詞:永井龍雲
作曲:永井龍雲

心にポツンと
寂しさの明りが灯る
やさしい人に逢いたい こんな夜には
温たかな言葉に ふれたい

暖簾を潜って
立ち上る湯気の行方にも
ささやかな人生謳うものがある
明日を信じて生きたい
馬鹿な 生き方しか
どうせできないけれど
お前らしくていいさと
今夜も 酒が笑う

死ぬほど本気で
惚れて 惚れて 惚れて 惚れ貫いた
あの女に逢いたい こんな夜には
気取った夢など いらない
酔って 男が涙
流せば見苦しいね
すべて胸にしまえと
今夜も 酒が叱る

馬鹿な 生き方しか
どうせできないけれど
お前らしくていいさと
今夜も 酒が笑う


12.待っている女~ニューバージョン~

作詞:山口洋子
作曲:藤本卓也

消え残る 街あかり
女は待ってる
肩すぼめ 衿を立て
冷たい ほら風の中

頬つたう ひとしずく
女は泣いてる
三日月は 片想い
冷く ほらビルの上
あゝ あの人は来ない
あゝ 恋は終わりか
これきりで このまゝで
落葉が舞うように……
淋しげな あの女
あそこで ほら待っている

遠ざかる 二人連れ
女は見送る
その先は 曲り角
冷い ほら夜の道
あゝ あの人は何処に
あゝ 夢は散るのか
この胸で この指で
約束したのに…
霧の中 あの女
いつまでも ほら待っている


13.おしろい花

作詞:たかたかし
作曲:木村好夫

雨の中咲いている 白粉花には
おまえのさみしい 横顔が似合う
涙ぐせ不幸ぐせ
いつもあきらめ先に立つ
ふたたびのめぐり逢い もしもかなうなら
おまえをもう二度と 離さない

好きだからいいのよと この腕(て)にくずれた
おまえのぬくもり 襟足のほそさ
泣きぼくろ白い指
長いまつ毛に宿る露
しあわせの入り口で 泣いちゃいないかと
気づかう水割りの ほろ苦さ

人の世のかなしみを おまえとせおって
あのとき出直す ことも出来たのに
涙ぐせ不幸ぐせ
今もひとりで暮らすのか
ふりむけば街の灯が 遠くにじんでる
旅路のはてまでも 匂う花


14.酒ひとり

作詞:土田有紀
作曲:岡千秋

面影に 飲む酒なのか
未練を捨てる 酒なのか
わざと冷たく 背を向けたのに
男ごころが 咽ぶ夜半
あゝ 惚れてせつない 他人の花

迷い舟 なぜ身をけずる
流れる闇の なさけ川
紅が哀しい おくれ毛泣いて
つれて行ってと すがる女
あゝ 苦労させたく ないおんな

淋しかろ さぞ憎かろう
逢いたさつのる 意気地なし
浴びる火の酒 ひとりが寒い
遊びだったら 抱いていた
あゝ 夢がよろける 影法師


15.ふりむけば日本海

作詞:五木寛之
作曲:五木ひろし

北へ急ぐ女(ひと)も 西へむかう男(ひと)も
みんな背中に 夢を ひとつずつしょっている
だけど おれは ひとり
あてもなく 海ぞいの町をゆく
帰りたい 帰りたくない 迷う心で
ふりむけば 日本海
海鳥の歌も きこえない

五勺(ごしゃく)の酒に酔って 故郷(くに)の唄をうたえば
寒い町にも ぽつんと あたたかい灯がともる
なぜに こうまで 意地を
通すのか 時代に背をむけて
信じたい 信じてほしい あの日の愛を
ふりむけば 日本海
如月(きさらぎ)の 白い風が吹く

きっと いつかは あなたに
とどけたい こころの真実を
忘れない 忘れたくない ふたりの夢を
ふりむけば 日本海
さすらいの胸に 陽(ひ)が昇る


16.契り~2005バージョン~

作詞:阿久悠
作曲:五木ひろし

あなたは誰と 契りますか
永遠の心を 結びますか

波のうねりが 岸にとどく
過去の歌をのせて
激しい想いが砕ける
涙のように
緑は今も みずみずしいか
乙女はあでやかか
人の心は鴎のように
真白だろうか
愛するひとよ 美しく
愛するひとよ すこやかに

朝の光が 海を染める
生きる夢に満ちて
まぶしい願いがきらめく
いのちのように

流れは今も 清らかだろうか
子供はほがらか
人はいつでも桜のように
微笑むだろうか
愛するひとよ 美しく
愛するひとよ すこやかに
愛するひとよ 美しく
愛するひとよ すこやかに